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Tファイター茜 episode.1

こんばんわ。早速第一話をアップしたいと思います。
何せ小説を書いていくのはほぼ初めて・・・この界隈の小説に至ってはまるっきり初めてみたいなもんなんで、お気づきの所がありましたらご遠慮なく、教えてください。

エロシーン少ないとか、エロシーンもっと多くとか、エロシーンが足りないとか・・・
あ、でも第一話はエロシーンは少し少な目になっております。

たった2行でエロシーンって言葉が4回^p^

ではどうぞ!











Tファイト同好会!


暖かい日差しが降り注ぐ小鞠学園の校門を、沢山の生徒に混じって一人の少女がくぐった。彼女の名前は「笠原 茜」。この学園の2年生である。背中まで伸びた大人しめの茶髪をなびかせながら、やる気のない表情で今日の予定を考えていた。

「今日は午前授業で終わりか、久しぶりに買い物でも行こうかなぁ」

と、そんな時、後ろからポンッと肩を叩かれた。
振り返ってみてみると、友人の「内田 雪乃」がヘラヘラと笑いながらもたれかかってきた。

「茜ぇ~、今日の午後空いてる?」

「・・・空いてないよ。たった今買い物に行こうと決めたとこ。」

「じゃあ時間あるね!ちょっと頼みたいことがあるんだ!授業終わったら3-Bの教室に来て!」

「いや、空いてないって・・・ちょ、待ってよ!空いてないって・・・はぁ。」

茜が断る間もなく、雪乃はそれだけ言うと走って行ってしまった。

「でもなんで3年の教室・・・?」

いまいち釈然としないが、考えても仕方がないため今は眼前の授業に遅れないように少し急ぎ足で教室へと向かった。

 「・・・まぁ、ちょっとだけならいっか。」

 「茜、一緒に帰ろう?」
 
「ごめん、今日はちょっと用事があるんだ。また明日、一緒に帰ろう?」

普段通り授業を終えた茜は、朝方に友達の雪乃から3-Bに来て欲しいと誘われていたため、一体何があるのか、考えながら教室へと向かった。

「あ、茜!丁度良かった!一緒に行こう!」

途中で雪乃と合流した。

「一体何の用なの?」

「ふふふ、ちょっとね~!茜に頼みたいことがあるんだけど、それは先輩から説明してもらう!さっ、行こう!」

雪乃の事は信用しているが、彼女の能天気な性格と説明べたなところが、茜を少し不安にさせた。

「まっ、待ってよ!一体何なのよっ・・・もうっ、走るなー!!」

雪乃は茜を待たずに、自分だけ3-Bの教室へと入って行ってしまった。足の速い彼女に追いつくために必死で走ってきた茜は、息を切らしながら3-Bへと入った。

「はぁ、はぁ・・・失礼しま・・・す・・・」

「あ、茜来たね!この子が、私の友達の茜です!」

今は下校時間後なので、残っている生徒はごくわずか。とても静かな教室内だ。雪乃はというと、上級生の教室だというのに先輩の机に両手をつき、片足をぶらぶらとさせていた。雪乃が両手をついている机の持ち主であろう先輩は、茜よりも若干背が小さくサラサラとした白銀の髪の毛をしていた。茜はこの人物を知っている。

「あ、篠原 湶先輩・・・ですよね・・・?」

篠原湶は、この小鞠学園の学長の孫娘だ。本人の性格は至っておとなしめなのだが、彼女を知らない人はこの学園にはいない。

「初めまして、茜さん。篠原 湶と申します。」

「あ、はい。初めまして・・・ゆ、雪乃、一体どういう事なの?」

初対面という事もあり、緊張に耐えきれない茜は、友人の雪乃へと助け船を求めた。

「ん~とね、実は・・・茜に、私達のサークルに入ってもらいたいんだよ」

ケロッと笑う雪乃の横で、湶はうなずきながら口を開いた。

「まだ正式にはサークルになっていないのですが、近日中に私は一つサークルを作ろうと思っているんです。その名も、『Tファイト同好会』です。」

「Tファ・・・はぁ?って、なんですかそれ?」

思いもよらなかった言葉に、茜は首をかしげて湶へと聞き返した。

「最近、巷で流行っているTファイトっていうのは知ってますよね?しかし、この学園には、まだTファイトの部活はおろか、サークルすらも存在していないのです。世間に置いて行かれないためにも、この学園にTファイト同好会は必要なんです。そう思い、廊下に張り紙をしていたところ、この雪乃さんが来てくださって。」

淡々と語り続ける湶だが、茜の頭にはまだたくさんのハテナが浮かんでいた。

「は、はぁ・・・それで、一体なんで・・・私に?」

「まだ人が集まらなくてねぇ~。どうか、茜も入ってくれない?お願いっ、この通りっ!」.

パンッと掌を合わせて頭を下げる雪乃。

「い、いや、そんな事言われても・・・第一、そんなサークル、学園に認められるわけが・・・」

と言いかけた所で、茜は目の前の人物に目を向けた。

「・・・そうか、その辺はどうとでもなるんだね」

茜自身、Tファイトがどういうものなのか、聞いたことがある程度で、正直よく分かっていない。

そんな時、3-Bの教室の扉がピシャッっと勢いよく開いた。

茜たちを含め、全員の視線が教室の扉へと向けられた。そこに立っていたのは、湶と同じ3年の「堂園 姫璃」だった。全員の視線が彼女に集まる中、金髪の長い髪をなびかせながらコツコツと音を立てて茜の隣に来た。

「Tファイト同好会なんていう、幼稚なサークルを作ろうとしている方々がどんな人かと思ったら、まさか学園長の孫娘だったなんて、驚きですわ。まだメンバーは後輩が2人だけのようね!」

「いや、ちょ、私はまだ――」

姫璃の高圧的な態度に茜の反論は飲まれてしまった。

「お隣のクラスの堂園姫璃さんですか、何の用ですか?入会志願?」

湶は落ち着いた様子でため息をつき、座ったまま姫璃を見上げた。

「冗っっ談!!私は隣町のTファイトジムに通っているの!こんな弱そうなサークルに入会なんて、まっぴらごめんですわ!」

隣町のTファイトジムと言えば、この辺では有名なエリートジムトレーナーがいるところだ。

「お金持ちはそんなところに通えて羨ましいですね」

湶がやれやれといった感じで肩を落として見せた。

「先輩、私達に何の用なんですかぁ?」

雪乃が姫璃の隣にやってきて手を腰にあて、胸を張ってにらみつけた。

「おほほ、威勢のいいお子ちゃまですこと!大した用ではありませんわ。強そうな方がいれば、実力を見てみたいと思ってましたけど、見るからに弱そうなあなた方には興味ありません。私はこれで失礼するわ。」

姫璃がフンッっと踵を返したその時、湶が小さく口を開いた。
 
「こうしません?姫璃さん?」

どこか深く重い一言に、姫璃は足を止めた。湶は、目を閉じて口は微笑み、どこか自信にあふれている。

「これから私とTファイトをして、あなたが勝てば私は何でもあなたのいう事を聞くわ。でも、もし私が勝ったら、このTファイト同好会に入って。・・・どう?」

「へぇ~、面白い事を言うじゃない。つまり、あんたを負かせば私は学園長の孫娘を奴隷のようにこき使えるということですわよね?」

姫璃は、悪そうな笑みを浮かべ、再び茜の隣に戻って来た。

「ええ、でも、負けた時はちゃんと私たちのサークルに入ってもらいますよ。そういう約束です」

「万に一、億に一も、そのような事は有りえませんけどね!今から屋上に行くわよ!そこでプロと素人の、格の違いを見せつけてやりますわ!なんならその後、後輩二人の面倒を見てあげても宜しくてよ?おーっほっほ!」

姫璃は、高笑いしながら教室から出て行った。そして湶はその後ろを静かについて行く。

「雪乃さん、茜さん、あなた達も是非、見においで。」

振り返った湶の顔は、姫璃という、新たなメンバーが増える事への喜びを隠せずにいた。

「って、これ、私、もうメンバーに入ってるよね?あの二人の中では」

茜が呆れながら雪乃を見る。

「入ってるっぽいねぇ。あの姫璃って先輩、なんなら私が相手してあげても良かったんだけどなぁ。同じ条件で・・・まぁいいけど。さ、いこいこ?屋上!」

雪乃は、Tファイトが見れると、喜々として茜を急かした。

屋上に着くと、すでに湶と姫璃は腕にTベルを装着し、準備を整えていた。

「茜ちゃんはTベル持ってないよね?これ、私のTベルなんだけどあげるね。これを腕にはめて、起動してみて?」

茜は、湶から渡されたTベルを言われるがままに腕にはめ、電源を入れて起動した。その瞬間、茜の目の前が真っ暗になり、気づけば見たこともない場所に立っていた。何もない真っ白な部屋である。

「茜はこのTワールドにくるの初めてだよね?どう?不思議なところでしょー。もうすぐ湶さんと姫璃先輩もくるよ」

「・・・で、えーと・・・雪乃のその変な服は何?んで・・・なんで私は裸?」

雪乃は先ほどまで身に着けていた学生服と一変。赤い布の胸当てと、布の腰巻。原始人のような姿になっている。

「変?可愛いじゃん!この服はTワールドで買ったんだよ。茜はまだ何も持ってないから裸なの」

戸惑っていると、目の前に湶と姫璃が唐突に現れた。湶はビキニのような姿。姫璃はフリルのついたドレスで、王女のような恰好をしている。

「綺麗な服ですね、姫璃さん」

「当然ですわ。日々服やスキルを買うお金を稼いでますの。素人のあなたとは違いましてよ!」

にらみ合う二人。

「そうだ、姫璃さん。今回はスキル無しで勝負しない?そこの裸の子、今日初めてTファイトを見るの。いきなりスキルなんて見せたらビックリしちゃうわ」

「あら?やりこんでいる私がスキルを使ったらいよいよ勝機が無くなるから怖いんですの?まぁいいですわ。アマとプロの違いを見せつけてやりますわよ」

「あぁ、服着たいなぁ・・・ところで雪乃、わたし、まだTファイトっていまいちルールが分かってないんだけど。」

しゃがみこみ、胸を隠すような状態で茜は雪乃の方を見た。

「ああ、それなら、はい。これ読むといいよ。Tファイトの公式ルールだから。」

雪乃はピッピッピッと、茜のTベルをいじり、ルールを開いて見せた。

「Tファイトは、スキル無しで戦う場合8割はイカせ合いになるわ。1対1の戦いに置いて、相当な実力差が無いと相手をくすぐりで失神まで追い込むことは非常に難しいから、大半の試合は相手をイカせることで決着がつくの」

湶が振り返り茜に説明をする。

「よそ見とは余裕ですことね!さぁ、行きますわよ!スキル無しでの戦い。純粋な実力で勝敗が決まりますわ!」

姫璃の両手が湶の腋に伸びてくる。Tファイトは直接相手に打撃を与えることは禁止されているため、スキル無しでは「まずはくすぐって体勢を崩し、そこを抑え込んでイカせる」というのが定番となっている。

湶は姫璃の両手をかわし、一歩後ろに下がった。

「へぇ、先制攻撃を避けるなんて、少々やりますわね!!」

姫璃は追いかけて更に腋へと手を伸ばしていった。すると今度は、湶はその手をしゃがんでかわし、下から姫璃の腰に抱き付くようにして体を密着させた。

「今度は私の番ですね」

「えっ、きゃああっ!」

そのまま湶は姫璃を押し倒した。タックルされるような形でバランスを崩し尻もちをついてしまう姫璃。しかし、湶の攻撃はここからだ。

姫璃に馬乗りになると、暴れる腕を足で押さえつけ、空いている両手を姫璃の腋へと滑らせた。

こちょこちょこちょこちょこちょっ!

「ぶっ、ふひゃははははははは!!ちょ、なんであんたが私をぉっはははははは!!」

思わぬ先制攻撃を受けてしまった姫璃は、信じられないという表情で必死にもがいて自分の体の上に座る湶をどかそうとするが、小柄な体とは思えない程に力が強く、逃げられないままくすぐられた。

「ふふふ、まずはくすぐって体力を奪い、抵抗する力が弱くなってきたところで一気にイカせてあげますよ。」

湶は、姫璃の腋の下から胸、首筋などに細い指を這わせてくすぐりたてる。

「おおっ!湶先輩強い!!」

「へぇ・・・ああやって戦うんだ・・・」

外野二人は、さっきまでの大人しい湶とのギャップに目を奪われていた。

「ひゃははっ、いっ、いい加減にっ、しなさいよぉ!」

姫璃は両足を湶の首に巻き付け、そのままのけぞらすように湶を後ろへと倒した。湶のバランスが崩れ、押さえられていた腕を外すと、湶にとびかかり、上からのしかかった。

「さぁ今度はこっちの番ですわよ!!こちょこちょこちょ~!!」

姫璃は上から湶の体を押さえつけ、わき腹を揉むようにくすぐった。

「くっ、ふひゃっ・・・ちょっと乱暴ですねっ・・・」

湶も下から姫璃のわき腹をくすぐる。両者ともにくすぐり合いをする形となった。

「ひゃあっ!なっ、なんであんたの指はそんなにっ、くすぐったいんですのっ!サブスキルも・・・付けてないでしょうねっ!?ひゃぁあっ!!」

言い終わるか言い終わらないかのところで、姫璃の声色が変わった。湶がくすぐっている指を下にずらし、姫璃の秘部に中指を入れて刺激し始めたのだ。

「私は一切スキルを使ってないですよ。ふふ、こういう攻撃も、あるんですよ?」

クチュクチュと音を立てて秘部の中を掻き回す。

「くっ、あっ、はんっ・・・あなたのような・・・素人ごときにっ、私が負けるはずありませんわっ!!」

姫璃は必死に湶の手を自分のアソコからどかそうと試みるが、今や完全にペースを握られており、快感によって力が入らずそれどころではない。

「あなた、まだ私を素人だと思っているんですか。とりあえずその、うるさい口、封じさせてもらいますね。」

「んっ・・・・!?」

湶は姫璃の唇に自分の唇を重ね、舌をねじ込んだ。舌は口の中を舐めまわし、左手では姫璃の豊満な胸を揉み、右手で秘部を責めたてている。

「んんんんんんっ、んあぁああっ!!」

先ほどのプライドはどこに行ったのか、姫璃は迫りくる快感を押し殺すことで精いっぱいだった。対して湶は、冷静に姫璃の快感のツボを指でこねくり回す。

そして数分後、あまりの快感に電撃が走ったかのように、姫璃の体がのけぞった。

「ふぅぅう、ふぁっ、そんなぁ、いやぁあああ!!あんたなんかに負けたく・・・無いのにぃ!!!」

シャァァァっと音を立てて、姫璃の秘部からは温かい液体があふれ出た。あまりの快感に、彼女は失禁してしまったのだ。

「・・・はい、今イキましたね。」

姫璃の唾液を手で拭いながら、湶は仰向けでだらしなく足を広げてヒクヒクと震えている姫璃を見下す。その様子を見て、雪乃はガッツポーズをして飛び跳ねていた。

「よっしゃあ!情けない姿!ざまぁみろー!」

「姫璃先輩、消えちゃったけど!?」

目の前で突然消えた姫璃に茜は驚いた。

「ああ、Tファイトで負けた人は、現実に戻されるからね。大丈夫だよ。私達もTベルの電源を切って戻ろう?」

Tベルの電源を切ると、またも目の前が真っ暗になり、気づくと学校の屋上にいた。姫璃は座り込み、放心状態で、足元には水たまりが出来ている。

「Tワールド内で受けた刺激は、現実世界でも同じ刺激として処理されるんです。すぐ回復しますから大丈夫よ。茜ちゃん、これがTファイト。楽しいですよ?あなたも、是非私達と一緒にやりませんか?」

座り込み虚ろになっている姫璃とは対照的に、湶はケロッとした顔で茜に問いかけた。

「か、考えておきます・・・」

そう答えるのが精いっぱいだった。


続く。


~コメントへの返信は続きから~

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「茜シリーズのストックが底がついたって、げらくが笑ってる」

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